花瓶に生けてあった花が枯れていた。

その花は大好きな友人達から『狼帰りのお見舞い』として送られたものだった。

花びらは白、黄、橙となんとなく元気が出そうな色をしていた。

僕も見ていて元気になった―――あの三人を思い出すから。

 

 

 

それが枯れた。

僕はその分、僕に元気をくれた、その短い命の代わりに精一杯生きようと思う。

 

―――彼等、三人の悪友達のためにも。

 

 

 

 


ショートショート第2弾。

いや実際ネタが浮かばなかった…( ̄_ ̄ ;)

06/06/10